通信制高校と定時制高校の卒業率の違い

通信制高校と定時制高校がだれにでも等しく高等教育の場が与えられてしかるべきという理念からうまれたものですが、そのシステムの違いもあって、卒業率に違いがあります。
通信制、定時制共に3年で卒業できるような制度となったため、卒業時期によるデメリットはなくなっています。


<定時制高校における卒業率>

定時制高校の卒業率は、全体的に見て約7割です。
定時制高校にも公立と私立があり、私立のほうが若干卒業率は良い傾向にありますが、そこまで違うとうことでもありません。
たしかに「特別卒業率がいい」という定時制高校もありますので、それなりに卒業に向けてフォローされている学校だと考えられます。
選択の時にはこのような数字も加味してみるといいでしょう。
対して通信制高校の卒業率はかなり低くなります。


<通信制高校における卒業率>

通信制高校の全体的な卒業率は、5割にもなりません。
やはりこの場合でも私立のほうが良い傾向にあります。
スクーリングなどはありますが、基本的に自分自身との戦いとなってしまうことから、学習面や精神面でのフォローが少なければ、それだけ卒業への意欲が育ちにくいということに結びついてゆくのでしょう。
通信制高校が求められている背景には、ひきこもりやいじめといったコミュニケーション問題を抱えている生徒が多いということがあります。
この問題をクリアしなければ、通信制の卒業率を引き上げる根本解決にならないという見解もあり、私立においてはカリキュラムや面談などの在り方に工夫が持たされています。